MG MS-18E ケンプファー(ゴールドカラー)

 制作期間 2007年2月〜4月

 

 

 

 

各部アップ写真 クリア層を重ねる事でこのような光沢が出た。また、デカールもクリア層の中に埋め込まれた形になって段差が目立たない。

 

 

 

以前に赤く塗って「ジョニーライデンカラー」にしたMGケンプファー。

今回は金ピカに塗ってみた。金色なので「耐ビームコーティング」などと言ってみたいところだが、さすがに一年戦争時にそれは無理がある。

なので、いつもの民明書房刊、の架空設定は作っていない。まぁ、単純に塗装で遊んでみたという事で。

 

今回、塗装において、試みた事が一つある。水性塗料で研ぎ出しにチャレンジ。


ネット上で検索してみても、水性塗料で研ぎ出ししている人はほとんどいないが、
十分乾燥させれば出来るのではないか?と思い試してみる事にした。

製作手順

・合わせ目消し

・ゲート処理

・全面ペーパーがけ(,600、1000)

・サフ

・ペーパーがけ1500

・洗浄

・下地塗装(シルバー)

・クリアイエロー(2〜3回繰り返し)塗装

・墨入れ

・デカール→乾燥

・クリア→一週間乾燥→クリアを何回も繰り返す

・コンパウンドがけ

 

本来、コンパウンドがけの前に、ペーパーがけ(1500〜2000)をするのだが、

水性塗料の塗膜が乾燥していても柔らかい気がしてペーパーがけをする勇気が出なかった。

なんか取り返しのつかない事になりそうな気がしたので、いきなりコンパウンドがけ。

だが、コンパウンドをしてもしなくても、あまり変わらなかった・・・。デカールの段差をかなり消せたのは良かったが。

結果、完全な鏡面仕上げにはならなかったが、まずまずのツヤを得る事が出来たので良しとした。

 

※今回はクリアを一層塗る毎に一週間乾燥という工程を重ねたが、

例えば最終のクリア層を吹いた後、一ヶ月〜数ヶ月の乾燥期間を置いたりしたら、塗膜が完全に硬化してカッチカチになり、

ペーパーがけも出来たかもしれない。だが、それだけの乾燥期間を置かなければならないとしたら、かなり非現実的だろう。

でも実験してみる価値はあるかもしれないが。